会計ソフトの選び方(小規模法人・個人事業主)

(記事内の会計ソフトの機能・料金等については、2019年7月末時点の各社HP上の情報を使用しています。)

小規模法人おいては経営者や従業員が、個人事業においては事業主や家族または従業員が、本業と経理業務を兼務で行っている場合が多いかと思います。会計ソフトを利用すれば日々の経理業務が少し楽になると考えても、数多くある会計ソフトから自社に合ったものを選ぶのは簡単な事ではありません。

今回は、会計ソフトを選ぶときのポイントや注意点などを書いてみました。また、操作がしやすく日々の経理業務から決算・確定申告の書類作成まで行える会計ソフトをいくつか紹介しています。 続きを読む

法人税計算:利益と所得の違いから税務調整まで

法人の確定申告書の内容について説明を受けたとき、腑に落ちないまま「そういうもの」として説明を聞いたことはありませんか。経営者、経理担当者、簿記の知識がある方でもこのような経験は少なくないようです。なぜ、分かりにくいのか?

申告書の説明でよく出てくる用語には、「益金、損金、所得、損金不算入、繰越欠損金、・・・」と、通常の会計・経理処理などでは聞きなれないものがあり、「この費用は、法人税の計算では費用とはなりません。損金不算入です。」と説明されても「損金不算入?なぜ費用が費用にならない?」と疑問が残ってしまいます。ここには会計と税務の考え方の違いが大きく起因しています。まずはその違いを知ることから始めましょう。 続きを読む

変わる「相続」~財産承継のポイント~

今回の民法の相続法の改正は『配偶者を守る』ための改正と言えます。

「相続後、被相続人と過ごした自宅の所有権を相続できなかったため、住む場所を失ってしまった」、「被相続人からの生前贈与が相続での遺産分割争いの原因になってしまった」など、現代社会で課題となっている部分を配慮するために行われた改正で、これほど大きな改正は1980年以来、約40年ぶりです。当社がH31.2月に開催したセミナーをもとにご説明いたします。 続きを読む

知っているつもりの租税公課:費用計上できるものは?

日々の経理業務で「租税公課」に仕訳をしているのはどのようなときですか?「税金を支払ったとき」、「収入印紙を買ったとき」などと答える方が多いのではないでしょうか。

しかし、全ての税金が「租税公課」として費用としての計上や、損金への算入ができるわけではありません。また税金以外に租税公課となる費用もあります。ここでは租税公課の意味や費用として計上、損金への算入ができるもの・できないもの等について書いてみました。 続きを読む

勘定科目「法定福利費」と「福利厚生費」の違い

「幸福と利益」の意味がある「福利」の文字を含む[法定福利費]と[福利厚生費]どちらも企業が従業員のために行っていることですが、その内容などについては、曖昧なままの方も多いと思います。企業が負担している費用や、従業員が受けている福利厚生について書いてみました。 続きを読む

これでわかる!車両を買い替えた時の仕訳

会社で車を購入する際、買い替えることも多いかと思います。今回は、買い替え時にどのような仕訳をするのか、会計処理がスムーズにできるよう消費税区分と共にご説明します。なお、税込み方式に統一してご説明します。

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捨印とは?誰かに話したくなる基礎知識

割印、捨印、訂正印など。これらはどのような時に使用される押印方法か、ご存知ですか?

同じ印鑑を使用しても押印方法や目的で呼び名が変わってきます。また、知らないと不利になってしまうケースもあるかもしれません。

今回は「捨印」についてご説明します。

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これで分かる!車にかかわる仕訳 ~法人編~

車に関する仕訳は、保険や手数料、税金と、会計処理で、混乱する方も多いのではないでしょうか。車両の購入、廃車、車検や点検、会社において日常的にある仕訳など、車に関する仕訳を科目、消費税区分が分かるようにまとめました。日々の会計処理の参考になれば幸いです。 続きを読む

知っていますか?税務調査と「書面添付制度」の関係

みなさんは、税務調査にかかる負担軽減のための制度「書面添付制度」をご存知ですか?

税務調査は、繁忙期などに関係なく始まります。時間や労力、精神的な負担もかかってきます。その負担を軽減するためにできた経営者、税務署どちらにもメリットのある良い制度なのですが、実際に利用されている経営者は少ないようです。

この記事では、書面添付制度について説明します。ぜひ参考にしてください。 続きを読む

決算期は何月が良いの?起業時の決断「決算期」について

個人事業主の決算期間は12月とする統一のルールがあります。一方で、会社の決算期は経営者が自由に選ぶことができます。決算日を決めるにあたって、3月31日にしようと何となく考えている方も多いと思いますが、決算日はよく考えて決めた方が経営上好ましく、節税となることもあります。

「決算期はいつがいいのですか?」という質問を受けることがありますが、色々な論点があり、それぞれの事情に合わせたアドバイスをしています。同時に皆さん共通してアドバイスできるポイントもあります。この記事では、決算を決める際に皆さんに考えて頂きたいポイントを解説しています。

決算期をどのように決めるかお悩みの方は参考にしていただけると幸いです。 続きを読む