経理初心者でも分かる!現金出納帳の具体的な書き方

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現金出納帳をつけて現金の管理をして欲しいと言われたものの、具体的に何を書けば良いのか分からない方も多いのではないでしょうか?ビジネスの場では、突然経理を担当しなくては行けない場合も出てきます。「経理」という仕事を始めることになってしまったときに、多くの場合に出てくるのが現金出納帳です。

  • 現金出納帳の書き方は?
  • 先週の領収書を精算したら日付は?
  • 科目・摘要って何?
  • 金額の訂正方法は?

など、わからないことだらけで四苦八苦することも多いでしょう。今回は、そんな経理初心者の方のお役に立てたらと思い、「現金出納帳の書き方」について詳しく解説致します。ぜひ、参考にしてくださいね。

 現金出納帳ってなに?

日々の現金の動き(収入、支払)を記入して、現金の管理を行うものです。現金出納簿、金銭出納帳ということも有ります。

 現金出納帳には何を書くの?

まずは、記入例を見てみましょう

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  • 前月より繰越  :前月からの繰越金額
  • 日付      :現金の入金や支払があった日付
  • 科目      :該当する費用名(勘定科目といいます)
  • 摘要      :入金、支払の相手先と内容
  • 収入金額    :入金した額
  • 支払金額    :出金した額
  • 差引残高    :毎日の〆後の残高
  • 計       :検算のため記入します。(後ほど説明)
  • 次月への繰越  :次月への繰越金額

 現金出納帳の書き方は?

1ヶ月の流れを見てみましょう(下の出納帳記入例の番号を参考にしてください)

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月の初め、または改ページ後の記入

①前月からの繰越金額、または前ページからの繰越金額()を記入します。

毎日の記入

②日付 :現金の入金や支払があった日付を記入します。

  • 領収書の日付ではなく、精算(実際に出金)した日付です。
  • 精算日と領収書の日付が違うときは、適用に領収書の日付を記入します。
  • 日付順に記入します。(日々記入していれば、順になりますよね)
  • 同じ日付が続く場合、省略できます。11と間違える可能性があるので、「〃」は使用しないようにしましょう。

③科目 :何費用になるのかを記入します。

  • 同じ科目が続く時でも、全て科目を記入します。
  • 集計項目となるので、予め使う勘定科目を決めておくことが必要です。
  • (コピー用紙は「事務用消耗品」、洗剤等は「雑費」など決めておきます)

④摘要 :入金、支払の相手先、内容を記入します。

  • 同じ摘要や相手先が続く場合「〃」を記入することができます。
  • 記入できる文字数に限度があるので、必要な項目を_(スペース)で区切って記入します。

記入例の 5日の摘要 [バスク_9/4_飲食代_㈱オザワ_社長] は、「9月4日㈱オザワ・社長接待のための飲食代、お店はバスクでした。」という内容なのです。

⑤収入金額 :入金した金額を記入します。

⑥支払金額 :出金した金額を記入します。

⑦差引残高 :差引残高を記入します。

  差引残高 = 前日の差引残高+当日収入金額-当日支払金額 

  ※差引残高と実際の現金残高(現金有高)が一致していることを確認しましょう。

 ページ最後の行の記入

⑨収入金額 :収入金額の計()を記入します。

⑩支払金額 :支払金額の計()を記入します。

⑪差引残高 :差引残高() を記入します。

  差引残高() = 繰越額()+収入金額()-支払金額(  

 差引残高()が、1行前の差引残高と一致していることを確認しましょう。

月末の記入

⑧仕切り線を引いて、ページ最後の行の記入⑨~⑪を行います。

⑫次月への繰越 :月末の差引残高()を記入します。

書くときの決まりごと、注意点

  • 毎日記帳すること
  • 手書きの帳簿(ペン、ボールペン使用)の方が、証拠能力は高く評価されます。
  • ペンまたはボールペンを使用する。(鉛筆、消せるペンは使用不可!)
  • 数字を訂正するときは二重線で消して余白に正しい数字を記入する。(修正テープ、修正液は使用不可!)
  • 一日の入出金を締めたら差引残高を記入し、現金出納帳の残高と現金有高(実際の現金残高)と一致しているか確認する。
  • 月末の入出金をしめたら仕切り線を引いて、次月へ繰越しを行う。

  現金出納帳の残高と現金有高が合わないからと、現金を入れたり出したりすることは絶対に行ってはいけません!

  • 不一致の原因(出納帳への転記・計算ミス、記入漏れ)を調べ、訂正を行う。 ⇒
  • 原因が不明の場合、実際の現金有高を優先し出納帳へ勘定科目「現金過不足」  を用い収入または支払金額を記入する。 ⇒
  • 原因の追及を続けても決算期までに解決できず、「現金過不足」勘定が残っていたら「雑損失」または「雑収入」として処理する。

  その他に

  • 入金伝票を書きましょう。
  • 出金の際は、出金伝票を書いて領収書を添付してもらいましょう。
  • 支払は基本的に領収書(レシート)が必要となりますが、香典や祝金など領収書が発行されない場合は、挨拶状やパンフレットなどを他の領収書と一緒に保管します。
  • 入出金がなかった日も現金の残高確認を行いましょう。
  • 個人が事業を始めたとき、繰越はないのですから現金出納帳の最初の行は [摘要:元入金]として、入金額を記入します。

これは何費用(勘定科目)になるの?

勘定科目については、予めどのような科目を使うのか決めておく方が良いでしょう

例えば、トイレットペーパーは「消耗品」「雑費」どちらにするのか。 ガソリン代は、「旅費交通費」または「燃料費」の科目を設定するのか。

現金出納帳で使用する主な科目を一覧にしてみました(ほんの一部ですが)参考にしていただければと思います。

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現金出納帳が書けそうな気がしてきましたか? まずは、現金出納帳、ボールペンなどを用意して一行目を記入してみましょう。さあ、スタートです。

おまけ : 下の【テンプレート】をクリックすると、現金出納帳のテンプレートがダウンロードできます。

現金出納帳

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